万葉集入門
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日本最古の和歌集「万葉集」の解説サイトです。
分かりやすい口語訳の解説に歌枕や歌碑などの写真なども添えて、初心者の方はもちろん多くの万葉集愛好家の方に楽しんでいただきたく思います。
(解説:黒路よしひろ)

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梅の花折り插頭(かざ)しつつ諸人(もろひと)の遊ぶを見れば都しぞ思(も)ふ

土師氏御道(はにししのみみち)

巻五(八四三)
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梅の花を折りかざしながら人々の遊ぶのを見ていると都のことが思い出されるよ。
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この歌も大宰師の大伴旅人(おほとものたびと)の邸宅で開かれた宴席で詠まれた「梅花(うめのはな)の歌」三十二首の歌のうちのひとつ。
土師氏御道(はにししのみみち)については詳しいことはなにもわかっていないようで、官名についても記述はされていません。
あるいは旅人の資人(貴族などに仕えた舎人)の一人だったのかも知れませんね。

そんな土師氏御道の詠んだ歌ですが「梅の花を折りかざしながら人々の遊ぶのを見ていると都のことが思い出されるよ。」と、奈良の都での宴を思い出して懐かしむ内容となっています。
当時、奈良の都でも大陸から持ち込まれた梅の花を愛でる宴が開かれていたのでしょうね。
そんな奈良の都での宴に比べても、この大宰府での旅人主宰の宴は劣らないほどの華やかで楽しいものであるとの意味なのでしょう。

遠く都から派遣された人々にとって、束の間とはいえこの宴が心からの楽しい時間であったことが窺える一首です。


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万葉集巻五


万葉集書籍紹介(参考書籍)
万葉集(1)〜〜(4)&別冊万葉集辞典 中西進 (講談社文庫) 定価637円〜〜1101円(税込み参考価格)
県立万葉文化舘名誉館長でもある中西進さんによる万葉集全四冊&別冊万葉集辞典です。
万葉集のほうは原文、読み下し訳、現代語訳、解説文が付けられていて、非常に参考になりこの4冊で一応、万葉集としては充分な内容になっています。
他の万葉集などでは読み下し訳のみで現代語訳がなかったりと、初心者の方には難しすぎる場合が多いですが、この万葉集ではそのようなこともありません。

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