万葉集入門
万葉集入門
現存する日本最古の和歌集「万葉集」の解説サイトです。
分かりやすい口語訳の解説に歌枕や歌碑などの写真なども添えて、初心者の方はもちろん多くの万葉集愛好家の方に楽しんでいただきたく思います。
(解説:黒路よしひろ)

スポンサード リンク


小治田朝臣広耳(をはりだのあそみひろみみ)の歌一首

独(ひと)り居てもの思ふ夕(よひ)に霍公鳥此(ほととぎすこ)ゆ鳴き渡る心しあるらし

巻八(一四七六)
-----------------------------------------------
一人で居て物思いする夕べに霍公鳥が鳴き渡って行くよ。霍公鳥には同情の心があるらしい。
-----------------------------------------------

この歌は小治田朝臣広耳(をはりだのあそみひろみみ)の詠んだ一首です。
小治田広耳については詳しいことはわかっていません。

そんな小治田広耳が詠んだ一首ですが「一人で居て物思いする夕べに霍公鳥が鳴き渡って行くよ。霍公鳥には同情の心があるらしい。」と、一人で恋の物思いにふける夕べに聞いた霍公鳥の鳴き声を詠っています。
「心しあるらし(同情の心があるらしい。)」とは、恋の物思いをしている自分の心を慰めるように霍公鳥が鳴きながら飛んで行くのだと、広耳には感じられたのでしょうね。

霍公鳥は人の魂を運ぶ鳥とも考えられていたので、このように人間の情を理解するのだとの発想も生まれたのでしょう。


スポンサード リンク


関連記事
万葉集巻八の他の歌はこちらから。

万葉集巻八


万葉集書籍紹介(参考書籍)
万葉集(1)〜〜(4)&別冊万葉集辞典 中西進 (講談社文庫) 定価620円〜〜1020円(税込み)
県立万葉文化舘名誉館長でもある中西進さんによる万葉集全四冊&別冊万葉集辞典です。
万葉集のほうは原文、読み下し訳、現代語訳、解説文が付けられていて、非常に参考になりこの4冊で一応、万葉集としては充分な内容になっています。
他の万葉集などでは読み下し訳のみで現代語訳がなかったりと、初心者の方には難しすぎる場合が多いですが、この万葉集ではそのようなこともありません。

万葉集入門(トップページ)へ戻る

当サイトはリンクフリーです、どうぞご自由に。
Copyright(c) 2016 Yoshihiro Kuromichi (plabotnoitanji@yahoo.co.jp)


スポンサード リンク


欲しいと思ったらすぐ買える!楽天市場は24時間営業中

Amazon.co.jp - 通販