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万葉集入門
万葉集入門
現存する日本最古の和歌集「万葉集」の解説サイトです。
分かりやすい口語訳の解説に歌枕や歌碑などの写真なども添えて、初心者の方はもちろん多くの万葉集愛好家の方に楽しんでいただきたく思います。
(解説:黒路よしひろ)

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太宰師大伴卿(だざいのそちおほとものまへつきみ)の冬の日に雪を見て京(みやこ)を憶(おも)へる歌一首

淡雪(あわゆき)のほどろほどろに降り敷(し)けば平城(なら)の京(みやこ)し思ほゆるかも

巻八(一六三九)
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淡雪がまだらに降りつづくと奈良の京が思われることだなあ
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この歌は太宰師として大宰府(今の福岡県太宰府市)に赴任していた大伴旅人(おほとものたびと)が詠んだ一首です。
大伴旅人は大伴家持(おほとものやかもち)の父。

歌の内容は「淡雪がまだらに降りつづくと奈良の京が思われることだなあ」と、大宰府に降りつづく雪を見て奈良の京を思い出す内容となっています。
「ほどろ」は「はだれ」などとおなじ意味で、雪などがはらはら降る様のこと。
大伴旅人は「ほどろ」などを繰り返し重ねる畳語を歌の中でよく愛用したようで、この歌でも非常に魅力ある表現として活きていますよね。

旅人たちがいた奈良時代は現在よりも気温が低く奈良の京も冬には雪の多い土地だったようで、あまり雪の降らない大宰府でめずらしく見た雪に奈良の京を思い出したようですね。
そんな奈良の京への郷愁を詠って、旅人らしいなんとも魅力のある一首のように感じます。


奈良市五条町の河川敷公園にあるこの歌の歌碑。
唐招提寺のすぐ東横の、秋篠川沿いの小さな公園の中にあります。



歌碑裏の解説。


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万葉集巻八の他の歌はこちらから。
万葉集巻八


万葉集書籍紹介(参考書籍)
万葉集(1)〜〜(4)&別冊万葉集辞典 中西進 (講談社文庫) 定価620円〜〜1020円(税込み)
県立万葉文化舘名誉館長でもある中西進さんによる万葉集全四冊&別冊万葉集辞典です。
万葉集のほうは原文、読み下し訳、現代語訳、解説文が付けられていて、非常に参考になりこの4冊で一応、万葉集としては充分な内容になっています。
他の万葉集などでは読み下し訳のみで現代語訳がなかったりと、初心者の方には難しすぎる場合が多いですが、この万葉集ではそのようなこともありません。

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