×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

万葉集入門
万葉集入門
日本最古の和歌集「万葉集」の解説サイトです。
分かりやすい口語訳の解説に歌枕や歌碑などの写真なども添えて、初心者の方はもちろん多くの万葉集愛好家の方に楽しんでいただきたく思います。
(解説:黒路よしひろ)

スポンサード リンク


わが背子(せこ)は仮廬(かりほ)作らす草無くは小松が下の草(くさ)を刈らさね

巻一(一一)
-----------------------------------------------
愛しい人よ、もしも一夜の仮の宿を作る草がなかったなら小松の下の草を刈って屋根に葺いてください。
-----------------------------------------------

この歌も先の巻一(一〇)の歌と同じく、中皇命(なかつすめらみこと)が紀の温泉に出かけられた際に詠んだ一首。

おそらくは巻一(九)の歌のときの天皇の行幸時のものでしょう。
「わが背子」とはこの場合は同行した中兄大皇子のことかと。

歌の内容としては「仮の宿を作る草がなければ小松の下に生えている草を刈って使ってください」との説明の必要もなさそうなものですが、この歌も実際には長寿の松の霊力を受けた草の力を授かって旅の無事を祈った呪術歌なのではないでしょうか。
この時代、松は常緑樹として長寿でもあり強い生命力を秘めていると信じられていたようです。
(まあ、他にも「草」を若い女性とする解釈もあるようですが、それではちょっとあからさますぎるような気もしますので^^;)


スポンサード リンク


関連記事
万葉集巻一の他の歌はこちらから。
万葉集巻一


万葉集書籍紹介(参考書籍)
万葉集(1)〜〜(4)&別冊万葉集辞典 中西進 (講談社文庫) 定価620円〜〜1020円(税込み)
県立万葉文化舘名誉館長でもある中西進さんによる万葉集全四冊&別冊万葉集辞典です。
万葉集のほうは原文、読み下し訳、現代語訳、解説文が付けられていて、非常に参考になりこの4冊で一応、万葉集としては充分な内容になっています。
他の万葉集などでは読み下し訳のみで現代語訳がなかったりと、初心者の方には難しすぎる場合が多いですが、この万葉集ではそのようなこともありません。

万葉集入門(トップページ)へ戻る

当サイトはリンクフリーです、どうぞご自由に。
Copyright(c) 2015 Yoshihiro Kuromichi (plabotnoitanji@yahoo.co.jp)


スポンサード リンク


欲しいと思ったらすぐ買える!楽天市場は24時間営業中

Amazon.co.jp - 通販