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万葉集入門
日本最古の和歌集である万葉集。
学生時代に授業で習った方もおられるかと思いますが、その難解さに辟易とされた記憶があるのではないでしょうか。
しかし、ほんとうの万葉集は万葉時代の人間の喜怒哀楽、神への祈りが歌に託されている、もっと楽しく読める詩歌集です。
ここでは一首ずつ歌を取り上げながら、万葉集を誰でも気軽に学び楽しめるように工夫してみました。
各歌のページの上半分にある、原歌と現代語訳を読むだけでも、一通りの知識が得られるようになっています。
また、解説のページでは奈良や明日香村などの万葉集に詠まれた歌枕(土地)や歌碑の写真なども掲載しているので、それらを眺めるだけでも楽しんでいただけるかと思います。
古典というかたぐるしさにとらわれることなく、ぜひ万葉集の世界を楽しんでみてください。
黒路よしひろ(サイト製作者)より
万葉集とは
万葉集とは
| 万葉集巻一 | |||
| 一 | 籠よみ籠持ち掘串もよ | 雄略天皇 | |
| 二 | 大和には郡山あれど | 舒明天皇 | |
| 三 | やすみしし わご大君 朝には | 中皇女の間人老 | |
| 四 | たまきはる宇智の大野に馬並めて | 中皇女の間人老 | |
| 一三 | 香具山は畝傍ををしと | 中大兄皇子(天智天皇) | |
| 一四 | 香具山と耳梨山とあひし時 | 中大兄皇子(天智天皇) | |
| 一五 | わたつみの豊旗雲に入日射し | 中大兄皇子(天智天皇) | |
| 一六 | 冬ごもり春さり来れば鳴かざりし | 額田王 | |
| 一七 | 美酒三輪の山あをによし | 額田王 | |
| 一八 | 三輪山をしかも隠すか雲だにも | 額田王 | |
| 二○ | あかねさす紫野行き | 額田王 | |
| 二一 | 紫草のにほへる妹を | 大海人皇子(天武天皇) | |
| 二三 | 打つ麻を麻続王海人なれや | 不明 | |
| 二四 | うつせみの命を惜しみ浪にぬれ | 麻続王 | |
| 二五 | み吉野の 耳我の峰に 時なくそ | 天武天皇 | |
| 二七 | よき人のよしとよく見てよしと言ひし | 天武天皇 | |
| 二八 | 春過ぎて夏来るらし | 持統天皇 | |
| 三二 | 古の人にわれあれやささなみの | 高市古人 | |
| 三三 | ささなみの国つ御神の心(うら)さびて | 高市古人 | |
| 三五 | これやこの大和にしてはわが恋ふる | 阿閉皇女 | |
| 三八 | やすみしし わご大君 神ながら 神さびせすと 吉野川 | 柿本朝臣人麿 | |
| 三九 | 山川も依(よ)りて仕ふる神ながら | 柿本朝臣人麿 | |
| 四三 | わが背子は何処行くらむ奥つもの | 當麻真人麿の妻 | |
| 四五 | やすみしし わご大君 高照らす 日の御子 | 柿本朝臣人麿 | |
| 四六 | 阿騎の野に宿る旅人打ち靡き | 柿本朝臣人麿 | |
| 四七 | ま草刈る荒野にはあれど黄葉の | 柿本朝臣人麿 | |
| 四八 | 東の野に炎の立つ見えて | 柿本朝臣人麿 | |
| 四九 | 日並皇子の命の馬並めて | 柿本朝臣人麿 | |
| 五一 | 采女の袖吹きかえす明日香風 | 志貴皇子 | |
| 五四 | 巨勢山のつらつら椿つらつらに | 坂門人足 | |
| 五五 | あさもよし紀人羨しも亦打山 | 調首淡海 | |
| (巻一についてもまた追加して行きますね) | |||
| 万葉集巻二 | |||
| 八五 | 君が行き日長くなりぬ山たづね | 磐姫皇后 | |
| 八六 | かくばかり恋ひつつあらずは高山の | 磐姫皇后 | |
| 八七 | ありつつも君をば待たむ打ち靡く | 磐姫皇后 | |
| 八八 | 秋の田の穂の上に霧らふ朝霞 | 磐姫皇后 | |
| 九五 | われはもや安見児得たり皆人の | 藤原鎌足 | |
| 一○三 | わが里に大雪降れり大原の | 天武天皇 | |
| 一○四 | わが岡のおかみに言ひて落らしめし | 藤原夫人 | |
| 一○五 | わが背子を大和へ遣るとさ夜深けて | 大伯皇女 | |
| 一○六 | 二人行けど行き過ぎ難き秋山を | 大伯皇女 | |
| 一○七 | あしひきの山のしづくに妹待つと | 大津皇子 | |
| 一○八 | 吾を待つと君が濡れけむあしひきの | 石川郎女 | |
| 一○九 | 大船の津守が占に告らむとは | 大津皇子 | |
| 一一○ | 大名児が彼方野辺に刈る草の | 日並皇子尊(草壁皇子) | |
| 一一四 | 秋の田の穂向の寄れるかた寄りに | 但馬皇女 | |
| 一一五 | 後れ居て恋ひつつあらずは追ひ及かむ | 但馬皇女 | |
| 一一六 | 人言を繁み言痛み己が世に | 但馬皇女 | |
| 一六三 | 神風の伊勢の国にもあらましを | 大伯皇女 | |
| 一六四 | 見まく欲りわがする君もあらなくに | 大伯皇女 | |
| 一六五 | うつそみの人にあるわれや明日よりは | 大伯皇女 | |
| 一六六 | 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど | 大伯皇女 | |
| 一六七 | 天土の 初の時 ひさかたの 天の河原に | 柿本朝臣人麿 | |
| 一六八 | ひさかたの天見るごとく仰ぎ見し | 柿本朝臣人麿 | |
| 一六九 | あかねさす日は照らせれどぬばたまの | 柿本朝臣人麿 | |
| 一七○ | 島の宮匂の池の放ち鳥 | 柿本朝臣人麿 | |
| 一七一 | 高光るわが日の皇子の万世に | 舎人 | |
| 一七二 | 島の宮上の池なる放ち | 舎人 | |
| 一七二 | 高光るわが日の皇子のいましせば | 舎人 | |
| 二○三 | 降る雪はあはにな降りそ吉隠の | 穂積皇子 | |
| (巻二についてもまた追加して行きますね) | |||
| 万葉集巻三 | |||
| (二三五) | 大君は神にし座せば天雲の | 柿本朝臣人麿 | |
| (二三六) | 不聴と言へど強ふる志斐のが強語 | 持統天皇 | |
| (二三七) | 否と言へど語れ語れと詔らせこそこ | 中臣志斐 | |
| (二六七) | むささびは木末求むとあしひきの | 志貴皇子 | |
| (四一六) | ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を | 大津皇子 | |
万葉集巻一(二)英語訳版
“About poetry compiled in the first anthology, Manyo-Shu by Yoshihiro Kuromichi”
翻訳:宿谷睦夫、英文添削:ブルース・ワイマン
translator: Mustuo Shukuya auditor: Bruce Wyman
万葉集書籍情報
このサイトではこれからも万葉集の歌について出来る限り紹介していくつもりですが、より詳しくご自身で勉強されたいという方のためにおすすめできる万葉集と関連書籍をここに紹介しておきます。
万葉集(1)〜〜(4)&別冊万葉集辞典 中西進 (講談社) 定価620円〜〜1010円(税込み)
万葉秀歌探訪 岡野弘彦 (NHKライブラリー) 定価1124円(税込み)
万葉を行く 米田 勝 (奈良新聞社) 定価1200円(税込み)
万葉の故郷「明日香村」へ行こう
明日香村(地図・宿)
明日香村地図
一応、明日香村の地図を作ってみました。
(かなり適当な地図なので、あくまで場所の目安程度にしておいてください^^;)
明日香村の宿(民宿)と地図については飛鳥京観光協会の公式HPがさらに詳しいですので、そちらを参考にしてみて下さい。
飛鳥京観光協会(外部リンク)
明日香めぐりマップ(外部リンク)

万葉集には天の香具山、雷の丘など、奈良県の大和盆地(やまとぼんち)で詠まれた歌が多く掲載されています。
とくに明日香村は飛鳥時代に京が置かれていた場所であり、万葉集に詠まれた風景や遺跡が多く残っています。
明日香村の北には藤原京跡もあり、当時とおなじように大和三山が見渡せます。
ここではそんな万葉の故郷、明日香村と大和盆地を写真を交えながら紹介してみました。
詠まれた当時のその土地で、その当時とおなじ風景を眺めながら万葉集の歌を口ずさむことによって、万葉歌人がその歌を詠んだときのこころを追体験することが出来ます。
機会があればぜひみなさんも、大和盆地を訪れて万葉歌人のこころを追体験してみて下さい。
藤原京跡、天の香具山周辺
天岩戸
藤原京跡(大和三山)
明日香村
甘樫の丘
雷の丘
橘寺
石舞台
亀石
額田王の墓(植山古墳)
酒船石
亀形石造物
飛鳥寺
飛鳥坐神社
くつな石
神なび
奥明日香・奥飛鳥(稲淵・栢森・入谷・芋峠)
稲渕
男綱
女綱
大化の改新ロケ地跡
飛鳥川上坐宇須多岐比売命神社
女渕
男渕
栢森の金毘羅さん
入谷
古道芋峠小道

日本でただひとりの万葉歌碑専門写真家をめざす、あまち弥勒の作品集。
その歌碑が一番美しく見える瞬間を写真におさめられればと思っています。

あまち弥勒の万葉歌碑写真集:巻一
奈良・明日香村関連ガイドブック
奈良や明日香村についてより詳しく調べたいという方のために、奈良を扱ったおすすめのガイドブックと解説本を紹介しておきます。

大人の街歩きK奈良 (成美堂出版)定価1103円(税込み)
歩きたくなる奈良地図本 (京阪神エルマガジン社)定価500円(税込み)
奈良名所むかし案内 本渡 章 (創元社)定価1890円(税込み)
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